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(日本経済新聞)
上記記事でメガソーラーの採算性の落とし穴や発電性能低下リスクについて読むことができます。
まとめてみます。
これはソフトバンク系のSBエナジーが運用する大規模太陽光発電所「ソフトバンク京都ソーラーバンク」で抱えている(今後の不安な)問題だそうです。
設置場所で起きた問題(周囲に高い建物がない埋立地に設置)
・雑草が高く伸びると発電効率に影響大
・用地を深く掘削しないことが条件だった
・埋立地で水質検査を行うので除草剤を使えない
・定期的に人手をかけて雑草を刈る必要が出ている
送電の為に起きた問題(太くて重い送電線が必要)
・太い送電線に必要な、用地を深く掘る電柱の埋設ができない条件だった
・敷地外につっかい棒をつけて荷重を受け止める方式にした
・その他、電柱の費用負担が発生した
・電柱に繋げるまでの電線もコンクリートのケースを用意して地上にはわせた
これらはパネルの発電効率を求めて土地を選んだ代わりに出てきた問題ですね。
また2012年には欧州では「PID」なる、高温多湿の条件下でモジュール表面のガラスに含まれるナトリウムがイオン化するなどして発電効率が下がるという悪影響を及ぼす現象が報告されているそうです。
家庭のパネルは「高電圧の大規模な」というPIDの条件に合わないので起きないとか。
ちなみに我が家の庭のソーラーパネルのミニランタンの表面が白くにごっているあれは・・・PIDじゃないですよね。ただの安物ゆえの劣化ですよね(笑)
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(プロ・エコ丸が教えてくれる PIDとは?)
日本も高温多湿で、この施設のパネルも外国産であるということもあり、今後同じような問題が起きる可能性が心配されています。
いまは本当にネコも杓子もという感じであらゆる企業が投資としてメガソーラーを導入中ですが、まさか杉と同じで気付いたら一斉に発電力が低下して、発電の崖なんてものが発生して、花粉症のように国民に迷惑がかからなければいいのですが。
え?じゃあそれを商売にする?マスクや鼻炎薬のように?
うーん、さすがです。
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